
プロセスを重視
問題解決学習法、あるいは課題解決学習法とも呼ばれますが、この方法は、従来の系統学習とは相反する画期的な学習法で、問題の正誤ではなく、プロセスを重視するところが特徴です。
問題解決学習法を最初に試みたのは、アメリカの教育学者ジョン・デューイです。ジョンはマックマスター大学の付属の実験学校で、教鞭を取っていましたが、この学校の社会科の授業で問題解決学習法が初めて登場しました。
通常、生徒は教師の準備によって用意されたプログラム通りに学習をします。この従来の方法を系統学習と言います。けれど問題解決学習法では、まずテーマを与えられ、そのテーマについて、生徒が普段から疑問に思っていることをそれぞれ自分で考えます。そしてその疑問や回答、結論が合っているかどうかを確かめるために、自らの足や頭を使って行動するのです。
具体的にはインタビューを行ったり、アンケートや見学などで調査を進めることになります。すぐに答えが出る場合もあれば、中々結論に達しない場合もありますが、この悪戦苦闘の試行錯誤のプロセスが、問題解決法では重視されます。プロセスこそ学習であり、もし間違っていても、プロセスが充実していれば正誤はささいな問題である、とデューイは考えます。ただプログラム通りに暗記する方法と異なり、問題学習方法では、自ら積極的に物事を考え、また行動の起こし方を学べます。
知ろうとする努力が評価され、回答はテキストの中だけにないことを身体で知ることができます。
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